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コンプレックスのかまたり53〜氷河期から温暖化へ〜

  • 2009/06/16(火) 00:39:57

『みっこちゃん、今日放課後皆で遊ばない??』






「ごめん!!!今日もバイトなんだ!」



亜由美の誘いを断りつつも、以前とは違い

楽しそうに向かっていた。


「あれ?バイト、もう辞めるんじゃなかったっけ?」





『ん??それ、何の話だっけ?笑』





私がチューヤに片思いをしてから、早2ヶ月。



季節はもう春を迎えていた。






あれだけ、辞めたいと言っていたバイトも




気づけばチューヤに会いたいが為に、ほぼ毎日働いていた。




決して楽ではない、栄養科の1〜6限まである
みっちり授業に、レポートの山。





せっかく休めるはずの土日には、朝から晩までバイト。





それでも、私は全く辛くなかった。





いつバイトに入っているか分からないチューヤに、




「次はいつ入ってる??」



なんて聞けない私が、一日でも多く会う為には





一日でも多くバイトに入るしかなかったのだ。








仕事中、彼が来ない日は凄く寂しくなり、




彼が夕方から急に出勤したりすると




まるで、彼の周りだけライトが当たっているかの如く輝いて見えた。






休憩時間は、敢えて遠回りをして、彼の作業場所を通る。





そして、偶然を装い、何気ない顔で




「あ、おぉ〜!お疲れ〜」





なんて、挨拶をするだけで幸せだった。








そんな分かりやすい私の行動を、友人の雪子はもちろん

美知も気づかないわけがなく、




「みっこちゃん、チューヤが好きなんでしょう!頑張ってね!」



と、気持ちよく応援してくれていた。













そんな桜も満開になった、4月の頃、






私はそろそろ、ただ毎日挨拶を交わして、彼が来るのを待つだけでは

我慢できなくなっていた。





バイト中、授業中、家に帰ってテレビを見る時も、お風呂に入ってる時でも




「チューヤはどんな女の子が好きなのかな?」




「普段は何をしてるんだろう?」



など、疑問が湧き出て湧き出て、もう抑えきれなくなったからである。






『とにかく、今よりもう少し、前進したい!!』






そう思った私は、”チューヤに何気なくアドレスを聞く大作戦”






を企てることにした。


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